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37度5分

ずっと 微熱が 下がらないの

そう僕らの旅は




体育館のバスケットコートの隅で
タオルを握り締めながら見ている気分だ。



8月14日 六本木EXシアター
ガムシャラサマーステーション 我vs羅 公演

この日わたしは正直、朝から前日のもやもやを引きずっていた。13日我vs覇公演。今回決勝戦に行けるのは5チーム中3チーム、残りの試合数を考えてもどちらも後がない状況で。その日結果は1勝1敗だったんだけど、昼公演で勝っても美勇人くんの表情がくもっていたこと、夜はほぼノーミスのパフォーマンスを披露して負けちゃったこと、「負けたけど勝ったもんねー!」って舌を出したジェシーちゃんのこと、袖にはける時美勇人くんの背中をぽんぽんと優しくたたいていた樹ちゃんのこと、色んなことが頭の中でぐるぐるしていた。勝負事ってしんどい。わたしはあの子たちの、キラキラした顔がみたいだけなのに。


そんな気持ちを抱え迎えた14日我vs羅公演。両チーム7勝7敗、この日が予選最終試合。前日のことを思い出しては、絶対勝たせてあげなきゃ、何がなんでも勝ちに行かなきゃって強く思った。オープニングで登場したみんなが同じ眼をしていた。それはチーム羅のみんなも同じで。まるで負けず嫌いのレベルを競う戦いのようだった。以前の公演でボールを投票するJrに「アイス買ってやろうかー?」とか声をかける樹ちゃんが「ちょっとずるい手を使ってでも勝ちたい」って笑いながら言っていたけれど、わたしはチーム我の負けず嫌いで勝ちに拘る貪欲な姿勢がとても好きだなと思ったよ。


パフォーマンス前のチーム曲Strikerが始まり、ジェシーちゃんが「まっすーも来たぜぃ〜!」と言いながら登場。怪我でずっとパフォーマンスをお休みしていた増田くんが加わり5人で初めてのStriker。夏の太陽にもシルバーの衣装にも負けないくらいギラギラしていた。上がる悲鳴、もしかしたらパフォーマンスも5人かもしれない、会場みんなのドキドキが伝わってくるようだった。

手に汗を握りながらパフォーマンスバトルへ。チーム羅が先攻、チーム我は後攻だった。スピードステップは失敗したといえど北斗くんの華麗なフォーリア、慎ちゃんの力強いツイストバック宙も決まり、チーム羅も確実にレベルアップした大技ばかりで圧巻された。当然だけど、どこのチームも本気で勝ちに来ていることが嬉しくて。でもこれに、勝たなきゃ。もう今日しかない。既に何かが溢れ出しそうだったけど必死に堪えて、息を着く間もなくチーム我のパフォーマンスが始まった。

チーム我の登場演出が最高にかっこよくて好きだ。無音の中ジェシーちゃん以外のメンバーが白いフードを深めに被りバスケットボールを脇に抱えて下手から出てくる。1人、2人、3人、、、4人目が見えたところで物凄い歓声が会場から上がった。5人いる!予選最終日にして初めて、5人でパフォーマンスできるんだ!歓声の中樹ちゃんが後ろにボールを投げ、袖から出てきてそのボールをキャッチしたジェシーちゃんがゴールへと走る。高く飛んで、ダンクが決まった!再び歓声が上がる。そのまま勢いよくチーム我のパフォーマンスは進み増田くんが復活したことにより、2人だったところのパフォーマンスは3人へ。また後半に、ステージの2階から増田くんが2つボールを投げて美勇人くんと半ちゃんが時差でダンクを決める技、2階にいるジェシーちゃんがそのままゴールへ向ってダンクを決める技が追加された(これちょっと書きながら未だに理解できてない)。終わった後肩を組む5人が眩しくて。増田くんが怪我で出れなくなって、パフォーマンスは4人でしか出来ない、そんな中どうやったら他チームに勝てるか、いいステージを作れるか、先生と一緒に5人でたくさんたくさん考えたよね。ああこれが、5人がずっと見せたかったパフォーマンスだね、最高のチームだねって誇らしかった。

dB測定、チーム羅は114。今までで最高の数値だからすごく嬉しいって言う北斗くん。対してチーム我のdBは117、この日まででどのチームよりも一番高い数値だった。dBが表示された途端美勇人くんが泣き出しちゃって。ずっとピーンと張っていたものがふと緩んじゃったかのように。下を向いてポロポロ涙を流しながらすんすん泣く美勇人くんに「泣くなよ泣き虫〜」って頭よしよししながら涙を拭いてくれるチーム我が誇るSSランクお兄ちゃんズ4人(1人年下だけど!)。MC中も美勇人くんは涙が止まらなくて。前日の表情を思い出して、美勇人くんずっと、自分と戦ってたんだなあって思った。わたしはジェシーちゃんのことをかーーなーーりの負けず嫌いだと思ってるしそこが大好きなんだけど、そんなジェシーちゃんが美勇人くんのことを「チームで一番の負けず嫌いだね」って言っていて。どれほどだよ!と思ってたけどこの日その言葉の意味がようやくわかった気がする。昼公演はdBとJr票ともにチーム我の勝利で、北斗くんが「悔しいけど本当すごかった!何あれ!?でも次は勝ちます!」って力強く言っていた。北斗くんの言葉は芯があって真っ直ぐ心に突き刺さる。予選最終日の対戦相手がチーム羅で本当に良かったと思った。


5人でパフォーマンスが出来た喜びに包まれながらも、夜公演も負けていられないと思っていた。昼公演が終わってから夜公演が始まるまでがすごく短く感じて。サマーステーションは始まる時の客席のペンライトの色で大体アウェイかホームかわかる。我vs羅公演はどちらのチームもホームのような雰囲気がいい。そして見学席には大我がいた。『最高のステージは整った。今、負けられない戦いが始まるーーーー』なんてセリフが、頭を過ったりして。


手に汗を握りながらチーム羅のパフォーマンスを見守る。カウアンのアクロバット、高地くんとれいあちゃんのスピードステップ、北斗くんのフォーリア、慎ちゃんのツイストバック宙、全てが華麗に決まった。1つ1つの技を決めるリズムが本当に気持ち良くて、会場との一体感もすごかった。チーム羅がパーフェクトでパフォーマンスを終えた。みんなが、息を飲んで見ている。チーム羅のパフォーマンスに応えるように、高いジャンプで次々とダンクを決めるチーム我のみんな。昼公演では決まらなかった後半の美勇人くんと半ちゃんのダンクも決まり、ジェシーちゃんが2階から飛んでくる。足がステージから離れてボールがゴールに入るまで、体感時間がすごく長く感じた。最後のダンクが決まって抱き合うみんな。美勇人くんは既に堪え切れず泣いていて。チーム羅のパフォーマンスに全力で応えたチーム我のパフォーマンス。こんなことってあるのかな。涙でステージがぼやけて、幻を見ているんじゃないかと思った。
dB測定前に、ステージになかなか出てこない泣きじゃくる北斗くんの手を高地くんが引っ張ってきて。チーム我のみんなは客席に背中を向けて泣いていた。ジェシーちゃんは少し上を向いて大粒の涙を零して。増田くんが「怪我の具合的にももうずっと出れないかと思って。それでもやっと出れることになって、4人があたたかく迎えてくれて」と話ながら言葉に詰まる。それを聞いて4人はまた涙が止まらなくなっちゃって。増田くんは、勝敗がどんな結果だろうといつも誰よりも明るく振舞ってステージを盛り上げてくれてたのを知ってたから。怪我をしていちばん悔しいのは間違いなく本人で、それでも、増田くんの言葉はどこまでも深く優しい。バックJrの子も客席のみんなもたくさんしゃくりあげて泣いていた。世界中の美しいものが、間違いなく今ここに集まっていると思った。

dBはまさかの同点。どこまでドラマチックなんだ。その後Jr票でチーム羅の勝利が決まった。全く悔しくなかったと言ったら嘘になるけど、みんなが納得のいく結果だと思った。勝った方も負けた方もこんなにいい表情してるなんて初めて。みんながキラキラしていた。わたしがずっと見たかったものがここにあった。お互いが最高のパフォーマンスを披露して戦えたことが何よりも素晴らしいね。最高に素敵な夏をありがとう。決勝戦残り3公演、どのチームも悔いのない最高のステージになりますように。



優勝はチーム我が、頂きます!!!!!





『そう僕らの旅は 
   決して勝ち負けじゃない
   比べることばかりに
   とらわれないで』

きらめきの彼方へ / NEWS